ナルコレプシーです、お見知りおきを

世界で日本人が一番多い過眠症、ナルコレプシーに関係あること、ないこと。

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『いねむり先生』を読みました。

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その人が

眠っているところを見かけたら

どうか やさしくしてほしい

その人は ボクたちの大切な先生だから

上記書籍内引用

ナルコレプシーを患っている作家の先生(色川武大)と、主人公の交流記です。著者の自伝的長編小説。

今までナルコレプシーに対してどうしても主観的なことしか知りませんでしたが、客観的に印象の一つを知ることが出来ました。これは自分にとって貴重なことです。同時に理解してくれている人と、そうでない人との差も改めて感じることになりました。

理解してくれている人たちは、眠ってしまった先生に対して「寝かせてあげましょう」と、飲み屋でもどこでも彼が自然に起きるのを待っていてくれています。反対に先生の病気を「嘘だ」と思っている人は、起こそうとします。私は起こされることよりも、「嘘だ」と思われていることの方が悲しい。

主人公のサブロー君は恩人のKさんの紹介で先生と出会います。バクチ好きな二人は一緒に旅打ちに行ったりして親睦を深めていきます。

サブロー君は本当に先生の病気のナルコレプシーを理解しようとしてくれているのが随所にありました。

旅館で食事の最中に眠ってしまっても、そのまま休ませてくれるように仲居さんに言ってくれたり、競輪場では、一人にするとスリに遭ってしまうからと眠る先生の側にいてくれたり!! 眠ってしまったときに側にいてくれる人って、とても申し訳ない。同時にとても愛おしい。

ナルコレプシー勢は理解されている人の側にいないと辛いものです。

主人公のサブロー君が抱えているものも異質なもので、彼自身も先生と一緒にいることによって救われていたのでした。彼が先生のことを大好きだっていうのは小説内で何度も何度も感じ取れ、全体的に心が癒される作品でした。

楽天ブックス: 著者インタビュー - 伊集院静さん『いねむり先生』

 

2013年には映像化もされています。


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