ナルコレプシーです、お見知りおきを

世界で日本人が一番多い過眠症、ナルコレプシーに関係あること、ないこと。

眠気による判断能力の低下とその相関性

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 眠いと判断力と、反応時間が落ちるというのはよく知られたことです。

 
 
自分は眠気によって、どれくらい判断力が落ちるのか。ふいに思い立ったので、簡易的に検証しました。
 
ゲームアプリ「数学の王者」を使用
数学の王者

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随分前に全部クリアをしたので、しばらく放置していました。久方ぶりにやってみたところ、最高得点を塗り替えることを目指す楽しさを思い出しました。
 
このゲームは、正解までの時間が短ければ短いほどによいスコアが出るものです。
とにかく、素早く正解を導き出すことが求められています。
 
 
今まで疲れているときや、今すぐ横になりたいくらい眠いときは、絶対に手を出さなかったものです。私はコレにあえて手を出すことにします。
 
 
 

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目次

 


反応時間の違いを検証

【目的】

眠くて意識朦朧になる手前の、まだ考えて動作が出来るときに計算ゲームをやってみよう。そしてそのスコアから、普段との作業効率の違いを数字で表してみよう

 

【注意】

私のスコアに関しては、批判や意見を述べる対象ではない。重要なのは絶対値ではなく、数値の変化についてである。

 

【ゲームの特徴】

1回16問、4択。単純な計算の他、最小・最大の選択など、問題の形式は多岐に渡る。

※3回不正解で失格、強制終了、スコア0

 

問題例

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1.超絶眠いときに上記計算ゲームをやってみる 

【眠気の程度】――以下の症状が現れているとき
  1. 出来ることなら今すぐ仮眠を摂りたいという強い気持ち
  2. 眠気が原因の頭痛
  3. 眠気をこらえるために、上体を揺らす(揺らしていないと意識が落ちそう)
当日は、カフェイン飲料を一切摂っていない
 
 
【結果】
(小数第三位以下は切り捨て)

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実施した全6回分のスコアは平均して、過去の最高得点の0.83倍。
 
 
【感想】
いつもこのゲームをするときよりも、頭が回っていないのがよくわかりました。脳が処理する時間が、圧倒的に、遅いのです。
 
この結果から鑑みると、数字に限らず私の反応速度は、とても眠いと、8割程度しか出ていないのかもしれません。
 
全6回の理由は、眠すぎて、これ以上は無理だったのです。本当はもっとやるつもりでいたのです。
 
 
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2.仮眠後、1の検証と比べる

約2時間 寝室にて仮眠。覚醒後30分程経過してから実施。(寝起きでボーっとしている可能性を取り除くため)
同じステージの問題に挑戦する。全6回。
 
 
【眠気レベル】
エップワース眠気診断テストで17点程度私にとって日常である)

 
【結果】
(小数第三位以下切り捨て)

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記録更新の連続。
1のときに出たスコアと比べると、平均1.24倍
 
 
【感想】
先ほどよりもずっと、視界が冴えわたっていることを感じました。頭がよくまわります。そして何より、今取り組んでいることが苦行ではないと感じることが一番の違いです。
 
 
 
 

検証感想

「眠気が強いと、適切な判断がくだせなくなる」「反応するまでの時間が伸びる」のように、知識として知っていたことが、数値としてはっきりと示された日でした。そして私の情報処理能力というのは、一日のうちにずいぶんとムラがあるのだと認識しました。
たまにはいつもと違うことを試してみるものですね。
  

 

何日も実施すれば もっと詳細なデータが取れるかもしれませんが、そこまでは求めていないので、1日の分だけで完結させました。きっと、たいして反応速度は変わらないような気がします。もし、これ以上眠すぎたときと比較しようとしても、三問不正解で失格の連続になりそうです。この検証は、「眠い中でまだ考えることができる」まで有効なものです。

 

仮眠2時間の理由は特にありません。寝て、起きたら2時間経っていたのです。アラームをかけずに起きた時間なので、眠る前に感じていた眠気を解消するには、少なくとも2時間必要だったのだと考えています。

 

 

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資料

九州大学医学部と共同で、目覚めている時とウトウトしている時の(中略)脳の情報処理ネットワークがどのように変化するかを調べました。その結果、ウトウトしている時には、(中略)より多くの領域を介さないと情報が伝わらなくなっている事が明らかになりました。ウトウトしている時は脳の情報処理システムが非効率的になっていたのです。さらに効率が低下していたのは、脳全体ではなく、基底状態ネットワークと呼ばれる、私たちが何もしないで安静にしている時に協調して活動する複数の領域から構成されるネットワークでした。

引用・参照:NICT NEWS(太字引用者)

 
・脳の中で情報を処理するためには、いくつかの領域を介する必要がある。その行程が長いほどに反応時間が遅くなる
 
眠気が強くなると、情報処理するための行程――伝言ゲームのゴール――が伸びる。より多くの領域を介さなければならない
 
・脳の中における 情報処理の伝言ゲームを途中で誤ると、適切な判断ができない
 
・眠いほど、脳の中では非効率な状態になる
 
 
 

おわりに

 
過眠症の我々は、まるでダンベルを背負って人生を生きているようだ、そう思いました。
 
 
薬を使わず、エップワース眠気診断テストで、一桁台にもしなれたならば、私は一体どんな結果を出せるのでしょう。見果てぬ夢を思い描いてしまいます。
 
 
 
SNSでは、衝動的で、感情的な投稿はしないと心に決めています。書き上げた直後、自分の文章に対して最大限の努力と配慮ができていると思えないからです。おかげでタイムリーな話題はいつも乗り遅れます。
 
SNSに限らず、決断が必要なときは時間を空け(睡眠も摂り)、熟考した上で判断するように心がけています。機動力は下がりますが、それは仕方がないことなのです。何故なら脳が常に最適な状態とはいえないのですから。
 
今回の検証から、今までの自分の心がけは間違っていなかったと感じました。
 
 
 
 

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